兵庫区歴史街道~湊川隧道編~神戸湊川不動産
湊川隧道。それは、人の暮らしを守るものづくりの夢。
11日に湊川隧道通り抜けのイベントが開催されており、参加してきました。
普段は中に入ることが出来ないので、とても貴重な体験をすることが出来ました。
幻想的な空間で、中には資料の展示や湊川隧道保存友の会の方が隧道内で説明をされていたり、湊川の歴史について知ることが出来ました。
「湊川隧道の歴史」
明治34年(1901年)に、神戸における明治期の大土木工事が行われて現在の形となりました。
創設時の湊川隧道の延長は約600メートル、幅7.3メートル、高さ7.7メートルとなり、その当時としては世界最大級の規模となっておりました。
しかし、平成7年1月17日の阪神淡路大震災により湊川隧道も被災し、かなり大きな被害を受けることとなりました。
吐口坑門工は崩壊、隧道本体は一部に煉瓦の剥離、亀裂およびアーチ部の垂れ下がりが確認され、そのため応急補強工事が行われました。
新湊川の災害復旧助成事業により新湊川を建設するため、湊川隧道の両坑門工は消滅することとなりましたが、新湊川トンネルの両坑門工に湊川隧道の扁額を再
使用し、坑門もイメージ復元することで、先人の偉業を後世に伝えることとなりました。
また、新湊川トンネル建設で役割を終えた湊川隧道について、将来の地域文化を承継する近代土木遺産としての価値があるとのことで、保存が決定しました。
平成13年7月には、トンネル保存検討委員会の呼びかけで、一般の人も参加が出来る「湊川隧道保存友の会」が発足されました。
現在では、今回のように定期的に一般公開をはじめ、講演会、見学会など湊川隧道の保存と後世にも語り継がれる取り組みが行われています。
なかなかこのような機会に参加することはないかと思われますが、実際に現地に足を運んでみて想像以上に地域の人や遠方からも参加されている方がおり、とて
も驚きました。
またご年配の方だけでなく若い方やご夫婦で参加されている人も見かけました。
湊川では、定期的にこのようなイベントが開催されており、地域の人が一丸となって街づくりに励んでいます。
新しく地域が開発されていく中、昔のことも大切に語り継がれていくこの地域で、私たちも少しでも貢献できるよう努めていこうと思いました。
こちらは湊川隧道についてより詳しく湊川隧道保存友の会事務局の方が運営されている公式のホームページとなります。
ぜひ一度皆様にもご覧頂ければ幸いです。
http://www.minatogawa-zuido.com/about/
株式会社神戸湊川不動産 ☏ 078-515-1230